本日、ベトナムブンタウ現地に視察に行っている川村泰裕さんから、僕の寝床になる部屋とその部屋からの眺めを撮影した写真が届いた。
高級住宅街とも思わせる最高の景色。大学側には、本当に頭があがらないくらいの待遇をいただくことになる。僕に今できることは、現地の先生や学生、そして日本語を将来的に学びたい学生、そして将来、日本語教師になりたい人たちのために、1つでも多くの成果と報告を残すこと。
11/08~11/09 活動記録
11.08
仕事の為、朝6時に家を出て、夜9時に家に帰り着く。11.7にインタビューをした三井さんからのアドバイスまとめ作業と、11.7に完成した教案の宮野谷先生による添削の読み返しを行う。
この作業をして学んだこと
【日本にいるあいだに調べるべきことや利用できる施設】
・早稲田大学には日本語の教材や指導法に関わる情報を無料で閲覧できる場所がある!
・ベトナム人が良いと考えるマナーや態度を知ること。教壇に立つ上では必須。
・ベトナムの学生に教えてあげたい歌や踊り。学生とやって楽しい劇は?
・授業ないだけでなく、サークルなどの課外活動でいかに学生の心を掴むことができるか。授業は時間が決められているが、課外活動は学生の自主性を活かしながら、日本について知りたいことを深く知らせることが出来る。
【教案について】
・日本語授業を行うときは、不自然な日本語を使わないことが大原則。新しい単語やフレーズを教えるとき、黒板にそれらを書きだしたりするのではなく、「お店にいます!」「友人同士の会話です!」「買い物をしています!」といった場面設定をすることで、新しい単語やフレーズを使わざるを得ない状態にするのがよい。
・便利だと思って使う日本の生教材は、難しい日本語や感じが多く記載されているため、効率的な講義を行う際には不向きになることも多い。
・日本の英語教育の教材によくある、不自然なシチュエーションによる授業は論外。また、非英語圏であるベトナムの学生に授業を行うため、日本の和製英語(カタカナ表記のもの)はなるべく避けるのがよい。
・授業の全体的なことであるが、教師が学生よりも多くの時間を話すことは学生にとって望ましくない。学生をよりコミットさせたコンテンツを終始そろえていくこと。また、時間配分についてであるが、複数の文法を使ったワークを行う際は、出来る限り1つのワーク内で複数の文法を復習できるのが良い。文法がかわるごとにワークを変えてしまうと、時間がかかる。
※自然なシチュエーションとは?
「~なので、~します」の導入
・不自然な場合(新出文とその返しのみ)
Aさん:体調が悪いので、帰ります。
Bさん:大丈夫?いいですよ。
・自然な場合(はじまり→新出文と返し→締め)
Aさん:あのう、すみません。
Bさん:どうしたの?
Aさん体調が悪いので、帰ります。
Bさん:大丈夫?いいですよ。
Aさん:突然すみません。
Bさん:いいえ、お大事に。
また、「~はどこですか?」という言い方を教える場合、「~はどこですか?」という言い方をひたすら学生に言わせるのではなく、知らない街の地図を学生に持たせ、学生に「~という町はどこですか?」という言い方をさせるのがよい。
11.9
引っ越し準備を30分で終了させ、早稲田大学の日本語教育センターへ。会話表現の授業パターンを知るべく勉強。
昼ごろにベトナムで働いていた真野氏と会い、ベトナムで生きていくための覚悟を学ぶ。ベトナムの観光書籍を2冊もらい、現地の文化について学ぶ。
これから、現地の大学で行える課外活動や日本の文化的な活動について調べる。
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